よく見られる症状・疾患
よく見られる症状
当院を受診されるケースは、嘔吐、下痢などの消化器系の症状が多くなっております。
よく見られる病気
ワンちゃんでよく見られるのは胃腸炎などの消化器疾患や心疾患です。ほかの傾向としては、ネコちゃんは腎臓が弱いため腎不全が多く見られる症状です。
当院での治療
飼い主さんに安心いただけるように
飼い主さんにとって、大切な伴侶であるワンちゃんやネコちゃん。そんな彼らの具合が少しでも悪いと、飼い主さんとしてはとても気になるものです。飼い主さんに現在の状態について詳しく説明し、ご安心いただけるようにしております。
ワンちゃんやネコちゃんの状態に合わせた治療法
ワンちゃんやネコちゃんは、同じ病気・ケガであっても状態はそれぞれ異なります。そのため、飼い主さんともよく話し合い、年齢や状態などに合わせた治療方法を選択して、治療を行なっております。
高齢期疾患について
ワンちゃんやネコちゃんの高齢化にしたがって糖尿病が増えています
住環境が良くなり、ペットフードも栄養豊富なものが出てきて、ワンちゃんやネコちゃんもフードだけで栄養が足りるようになってきています。しかし、それ以上におやつや人間のご飯をあげてしまうと、カロリーの摂りすぎとなり、糖尿病となって現れることがあります。
水をたくさん飲む(尿量が増えた)、食欲があるのに体重が減少しているなどに気付いたら、糖尿病の可能性がありますので、当院までご相談ください。
糖尿病の治療
糖尿病の治療の基本はインスリンの投与です。インスリン製剤を注射で投与することで、体内で作用しなくなったインスリンの補填をする必要があります。
まず、一日に必要な食餌量を算定してその量を与え、それによって上昇する血糖値に合わせた量のインスリンを投与します。その後、数時間おきに血糖値を測定し、一日の血糖値の変動を表した血糖値曲線を作成します。その後は、作成した血糖値曲線に基づいてインスリン量を調節しながら、最終的な維持量を決定します。
治療のためには数日間の入院治療が必要ですが、入院するとエサを食べるのを我慢してしまう子や、かえって緊張が増してしまうような子の場合には、入院ではなく通院で治療するケースもあります。
また、肥満やストレス、クッシング症候群などの潜在的な原因を取り除くことも重要です。
当院で気をつけていること
ワンちゃんやネコちゃんは身体が弱っている状態だと、ちょっとしたことでも呼吸が苦しくなってしまったり、最悪の場合呼吸が止まってしまったりすることもあります。そのため当院では、そのように弱っている子に関しては、治療や検査の際には特に細心の注意を払って接するようにしております。
飼い主さんにお伝えしていること
年齢を重ねたワンちゃんやネコちゃんは、いつ何が起こるかわかりません。そのため、なるべく安静を心がけていただくようにしています。
また、食餌の仕方に問題がある場合には、改善をしていただくこともお伝えしております。普段から様子をよく見ていただき、気になることがあれば早めにご来院の上、当院スタッフまでご相談ください。